日本福祉文化学会・プレスリリース

 
関係各位
           日本福祉文化学会会長 一番ケ瀬 康子         
 
           第10回日本福祉文化学会大会実行委員長  
           日本福祉文化学会副会長        薗田 碩哉

   
    第10回日本福祉文化学会大会開催のご案内掲出のお願い         
 
            
社会福祉はいま、大きな転換点にあります。少子高齢社会に入ったわが国の大きな
課題は、社会福祉の営みを旧来の狭く限定された、救貧対策的なものから脱却させて、
全ての人の幸福につながる、積極的かつ文化的な福祉へと変身させていくことにありま
す。日本福祉文化学会は「福祉の文化化と文化の福祉化」を合い言葉に、福祉現場にお
ける 研究と実践の間をつなぐことを重視しつつ、10年にわたる活動を積み上げてきま
した。
  第10 回目の大会は、21世紀を目前にしてこれまでの蓄積を踏まえ、福祉文化のさら
なる発展のためのビジョンと方策を探ることが目標です。障害者の芸術創造の実践を鑑
賞・検討することを皮切りに、児童・青少年の問題、インターネットに代表される情報
環境の新 展開を福祉の現場でどう受け止めるか、そして「介護保険」という新制度の
持つ課題など今日的な問題について福祉文化の視点から論じ、考え合います。
当日のプログラムを同封いたしますので、貴団体発行の雑誌等に内容をご掲載下さい。
多くの方にご参加いただきますよう、ご手配いただきたく、よろしくお願い申し上げます。


         第10回日本福祉文化学会大会

  テーマ:21世紀を拓く福祉文化 -自立と共生をめざして-

          主催:日本福祉文化学会

      日時:1999年11月27日(土)〜28日(日)

       会場:昭和女子大学(東京都世田谷区)


               プログラム
11月27日(土)
12:30〜  受付

13:00〜13:10  開催挨拶 
     ・会長 一番ヶ瀬 康子(長崎純心大学教授)
     ・第 10 回大会実行委員長 薗田 碩哉(実践女子短期大学教授)

13:20〜15:00  ●パフォーマンス:「音」を越えて世界が広がる
         ・・・デフ・パペット・シアターの可能性・・・
 障害というのは単なるマイナス要因ではありません。障害も人間の個性的なあり方の
一つです。 障害を契機に独自の美の世界が開け、健常者も含めたコミュニケーション
が豊かに広がるのです。

出演者:デフ・パペットシアター・ひとみ代表 庄崎 隆志 
    コーディネーター:実践女子短期大学 薗田 碩哉

15:10〜17:10 研究発表
 ■知的なハンディをもつ人々のセクシュアリティと結婚生活支援に関する研究
                        河東田 博(四国学院大学)
 ■日本文化としての「家」制度に関する -考察-ライフスタイルの多様化を越えて
                        栗山 直子(頌栄人間福祉専門学校)
 ■高齢者のスポーツ参加をめぐる一考察 -スポーツ・ファッションとQOL-    
                        笠木 秀樹(新見公立短大)

 ■高齢者の服飾と芸術 -造形芸術に取材する服飾品を用いた装いの試み-    
                      山岸 裕美子(群馬社会福祉短期大学)

 ■補聴器文化の振興・福祉文化論の試み     河野 康徳(昭和女子大学)

 ■高等学校福祉・ボランティア活動の学習システムに関する一考察 
                       大谷 明(福島県立富岡高等学校)

 ■病院ボランティアの位置づけと今後の課題  小坂 享子(神戸学院女子短期大学)

 ■福祉文化の教育方法について         池田 理恵

 ■介護保険とアクティビティ活動-埼玉県の高齢者施設のアンケート調査より-
                     河畠 修・馬場 清(浦和短期大学)

 ■『インクルージョン研究(9)』-「社会福祉特講(福祉と文化)」の授業を通して-                           八巻 正治(梅花女子大学)

 ■障害者のインターネット利用の可能性   薗田 碩哉(実践女子短期大学)

 ■楽しさの追求としての絵画 -障害者の創作活動に取り組んで-
                    兼松 ムツミ(横浜レク・クラフト研究所)

 ■モンゴルの社会福祉の現状と課題      長谷川 彰(田原福祉専門学校)

 17:10〜18:00 総会

 18:00〜20:00  懇親会
 全国の「福祉文化」の仲間を発見し、交流し合うパーティーです。
ふれあいとコミュニケーションいっぱいの楽しい時間をつくります。
    進行:高橋 紀子(レクリェーション・コーディネーター)


11月28日(日)
9:00〜  受付 

9:30〜11:00 シンポジウム■「児童・青少年が発信する福祉文化活動」
         -その支援環境をつくる-
 児童虐待や青少年の薬物汚染等が社会問題となっています。
児童、 青少年や家庭の悩みを受けとめ、のびやかな環境で自分達の力で発信する
福祉文化活動の拠点づくりを考えていきます。

    コーディネーター  鶴川女子短期大学      大島 道子

     パネラー      しらとり子ども家庭支援センター   田口 信一

               杉並区立児童青少年センター  福田 恵美子  
                                  
11:10〜12:40  シンポジウム■「インターネット時代の福祉文化」
-自己実現や社会参加、コミュニケーションの ツールとしてのインターネットの可能性を考える-
 高齢者・障害者・問題を抱えた人たちの自己実現や社会参加、コミュニケーションの
ツールとしてインターネットが利用されている事例を紹介し、今後の可能性について考えます。

     コーディネーター  茅ヶ崎コミュニティネットワーク 藤本 辰也
  
     パネラー      特別養護老人ホーム  
               カトレアホーム施設長   高橋 健一

                CNぱーく         川崎 愼一
                            佐藤 重行

               立教大学
               コミュニテイ福祉学部助手 高橋 万由美
                                     
12:40〜14:00  昼食・休憩

14:00〜16:30  シンポジウム■「介護保険と福祉文化」
 介護保険スタートのあと、地域や施設で展開されてきた文化活動・レク活動はどうなる
のでしょうか。
これからの生きがい活動が大きく拡がるための元気と智恵と制度を探ります。

    コーディネーター  浦和短期大学教授  河畠 修

    パネラー      熊本天寿園施設長 米満 淑恵

             世田谷・桜新町リハビリテーションクリニック院長 長谷川 幹

              厚生省施設人材課長 河 幹夫

16:30〜16:45  まとめ(会長・一番ヶ瀬 康子) 
                       
16:45〜17:00  閉会挨拶(大会実行委員長・薗田 碩哉)
 
17:00 閉会


第10回大会参加費、申込方法

・大会参加費  〈会員〉個人会員3,000円、学生会員2,000円 (1日、両日参加とも同額)
 (資料代込み)〈非会員〉 (一般)11/27 1,500円
                  11/28 2,000円
                  11/27、28両日参加 3,000円
              (学生)11/27 1,000円
                  11/28 1,500円
                  11/27、28両日参加 2,000円
・懇親会費    〈会員・非会員〉  5,000円

                問合せ先
            日本福祉文化学会事務局
         〒171-0014 豊島区池袋3-26-13
         TEL&FAX  03(5950)3308
         E-mail:CZP04410@nifty.ne.jp






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